
ショッピングモール大手の楽天によると、同社に出展している企業を装って偽の案内メールを送ってきたり、偽サイトについて注意を促しています。これら、偽のメールによってアクセスを促されるサイトは本来の楽天に出展している企業ではないサイトに誘導されます。偽装サイトで買い物などをしてしまうと、商品代金を騙し取られる、商品が届かないといった被害を受けることがあります。またパソコンがウイルスに感染し、個人情報漏洩を引き起こし、漏洩した個人情報は転売や悪用をされる恐れがあります。
【偽のメールの例】
例)
差出人 : ~@shop.rakuten.co.jp
本文 :
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楽天カード
ラッキーくじ
☆☆☆☆☆☆☆
おめでと うございます
~ごプ レ ゼ ントのお知らせ~
11月27日の楽天くじにおきまして、下記の 商品がお客様へ送られます 。
大吉 当選商品
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プレゼントの送付の手配をさせていた だき ますので、
お手数をおかけいた しますが、
【11月27日】までに 、下記に アクセス し て頂き
ご送付先の登録 をお 願いい たします。
期限を過ぎてからのご登 録 は無効となりますので、予めご了承ください。
(楽天ではないURLが記載されている)【対策】
・楽天ページをブックマークして使用する。
・怪しいと感じた場合は購入をやめる。
・URLや記載内容に怪しい部分が無いかよく確認する
※ドメインの一部が「.biz」「.xyz」「.cc」と海外のものとなっている。【「楽天を装ったWEBサイト」一覧(2017年2月10日 更新)】
【サイバーセキュリティソリューションズの見解】
普段使っているサイトを装ってダイレクトメールが送られてくると思わず開いてしまう心理を利用したものです。いわゆる標的型攻撃メールといえます。ショッピングモールを利用するとその後、ダイレクトメールが届くことがあるため、たくさんのダイレクトメールの中から見分けるのが難しいのが実情です。楽天株式会社が提唱している対策としてブックマークを付けるのも一つの手と言えます。また、このような偽サイトで不用意にクレジットカード情報などを入力してしまうのも大変危険です。必ず、買い物しようとしているサイトがきちんとしたサイトかどうか確認しましょう。怪しいかな?と思ったらサイト名で検索してみると、口コミによって偽サイトだと分ることもあります。また身に覚えの無い内容(発注した覚えの無い発送案内など)の場合は添付ファイルなどは絶対に開かないように注意しましょう。