あなたの個人情報大丈夫ですか?

いきなりですが、今日は個人情報について、題して「あなたの個人情報大丈夫ですか?」です。まず個人情報についての定義を確認してきましょう。
平成15年に制定された個人情報保護法によると、
(定義)
第二条 この法律において「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)をいう。
とあります。つまり、いま、この世に生きている人間で、その人間個人を特定できる情報のことを個人情報というということですね。ここで具体的には、となるのですが個人名、住所、年齢、性別などが一般的な情報で、趣味や趣向については裁判の判例などによって判断は分かれることでしょう。
さて、よくニュースで目にする個人情報漏洩事件ですが、ニュースになるものは企業のデータベースがサイバー攻撃を受けて、預かっていたお客様の個人情報が盗まれてそれが発覚した場合です。この場合は当然、企業側に責任があります。場合によっては保障問題にも発展します。
しかしいくら保障されても一度流出してしまうとユーザー側も気持ちが悪いものです。また攻撃者が第三者に情報を売って、二次被害が発生するかもしれません。となると人任せにするだけでなく利用する個人個人でしっかりと対策しておく必要があります。
【気を付けたいこと】
まず気を付けるべきポイントになります。
(1)利用するサイトに気を付ける
どういうことかというと、ショッピングサイトなど個人情報を入力するとき、そのサイトが本当に信頼できるサイトなのかを確認しましょう。個人情報だけでなく最悪、お金を振り込んでも商品が届かない可能性もあります。実際の実店舗でその場でお金を渡して商品を受け取るのと違ってインターネットショッピングは信頼の上に成り立っています。サイトの見た目の綺麗さに騙されないようにしましょう。気を付けたいポイントは
・「セキュリティポリシー」がしっかりしているか
・「SSL」によって暗号化されているか
・「Pマーク」を取得しているか
などがポイントです。もちろん全てを網羅していなくてもいいですが全く何も装備していないサイトは怪しいと考えていいでしょう。
【パソコンがウイルスに感染していないか】
ご使用のパソコンがいつの間にかウィルスに感染し、情報が抜かれている可能性もあります。この場合は企業のサイトを利用しなくても漏洩してしまいます。スパイウェアと呼ばれるものでいつの間にか感染している場合と、無料のアプリを使用する代わりにあなたのブラウザーに履歴を教えてくださいと最初から求めてくるものもあります。この場合はあなたの趣味嗜好を知ってそれに見合った広告を出したいということなので利用者が納得していればいいでしょう。
【ID、パスワードを使いまわししてないか】
話は戻りますが、ショッピングサイトや旅行サイトなど無料の会員登録をすることがよくあります。このとき、忘れてしまうからとすべてのサイトで同一のパスワードで登録していると、どこか一つのサイトで情報漏えいすると攻撃者が別のサイトでもログインできないか必ず試してきます。これをリストアタックといいます。これは面倒ではありますが、サイトごとにパスワードを変えて管理することで自分で防ぐことができます。
このように個人情報は、企業側、個人側の両社で守っていくことが必要です。日頃から対岸の火事ではないと認識しより安全にインターネットを利用したいですね。