ビューカード 委託先企業が顧客のカード情報を不正利用にて漏洩

 9月28日、ビューカード社がコールセンター業務を委託している会社の派遣社員が、クレジットカード番号などの個人情報を外部に持ち出し、商品を不正に購入した容疑により逮捕されたとし、報告しています。

 同社では、本件の疑いを認知して以降、所轄警察に相談しており、これまで、捜査協力の観点から公表を差し控えていたということですが、この度、警察からのご公表を受け、同社としても本件の概要につき、報告するに至ったとのことです。

 本件は、警察による捜査、同社による調査の結果、個人情報が持ち出された会員が30名程度であり、当該会員につきましては、既に個別にご連絡し、カード番号の変更等の対応をしているとのことです。

 同社は、「今後も情報管理体制の一層の強化など、徹底した再発防止に万全を期す所存でございます。
 弊社業務に関して、このような不正が発生したことは誠に遺憾であり、弊社は、本件を厳粛に受け止め、再発防止策を完遂していくことで、信頼回復に努めてまいる所存でございます。
 お客さま、関係の皆さまに多大なご迷惑とご心配おかけいたしましたことを、深くお詫び申し上げます。」とお詫びの言葉を述べると共に、「会員のクレジットカードのご利用について、不明な点がある場合は、以下にお問合せをいただけますようお願い申し上げます。」としています。

【お問い合わせ先】
ビューカードセンター 0120‐956‐190(フリーダイヤル)
営業時間 平日9:00~17:30(土日祝休み)

本件は情報漏洩の中でも、いわゆる内部犯行によるものとなります。どんなにしっかりとしたセキュリティ対策を取っていても、関わる人間による犯行は100%防ぐことはできません。しかしながら可能性を減らすことは可能です。例えば、常日頃監視カメラで撮影している、とかスタッフ個人個人も操作ログは保存しているから何かあればすぐにばれるよ、等、言い方は悪いですが脅しをしていることによって犯罪率は格段に減ります。起こさない気持ちにさせることも大事な対策です。これらはセキュリティポリシーや情報セキュリティ監査を受けることで有効な対策を立てることが可能です。

詳細;株式会社ビューカード

 

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