印西市 市職員が子ども発達センターのお別れ会で使用する児童の写真データを無断で持ち出し

3月15日(木曜日)、印西市立子ども発達センターにおいて、お別れ会で使用するためのスライドショー画像データが記録されたSDカード1枚が紛失したとして、警察に届け出た事件で、市は平成30年3月26日、市職員が窃盗容疑で逮捕されたとして発表しました。同市は「市職員が窃盗容疑で逮捕されたことは大変遺憾でありますとともに、このような事件でお騒がせしましたことに対し、市民の皆様に深くお詫びいたします。」とのコメントを述べています。

【被害確認日時
平成30年3月15日(木曜日)午前8時45分頃

【被害場所
印西市立子ども発達センター

被害状況
SDカード:1枚(8GB)

お別れ会で使用するためのスライドショー画像データが記録されたもの

【対応状況
3月15日(木曜日)午前8時20分頃  当該SDカードの存在を確認

3月15日(木曜日)午前8時45分頃  当該SDカードの紛失を認知

                       事務室内を捜索

           午前10時20分   お別れ会開会

           午前11時00分頃~ 事務室内を捜索

3月16日(金曜日)~3月19日(月曜日) 事務室内を捜索

3月20日(火曜日)~3月22日(木曜日) 職員聴き取り調査

3月23日(金曜日)午前10時30分頃  印西警察署に届出を行う

3月26日(月曜日)市職員が窃盗容疑で逮捕

詳細;印西市

今回の事件では、この職員がどのような動機で児童の写真を持ち出したのかはわかりません。単純に自分の趣味だったのか、またはこういったデータを買い取るところがあるのかは不明です。しかし、情報漏洩の原因はまさにこのような内部犯行によるものが一番多いのも事実です。このような事故はある程度、事前の対策で防ぐことが可能です。まずはSDカードなど外部記憶装置の使用を制限する対策が一般的です。具体的にはADサーバなどで管理します。
そして日ごろからまめな社員教育を実施することが重要です。社員教育は単純に道徳的なことだけでなく、きちんと対策を講じているので、何かあればすぐに把握できます、というように暗に犯罪がばれやすいということを知らしめておくことが重要です。
システムから教育まで、一貫したセキュリティ対策が重要なのです。

 

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