
マイクロソフト社が提供しているオフィスソフトおよびOSがサポートを終了します。
2017年10月10日(日本時間) オフィスソフト「Office 2007」の延長サポート終了2017年4月11日(日本時間) OS「Windows Vista」の延長サポート終了
サポート終了後は、新たな脆弱性が発見されても更新プログラムが提供されないため、そのままこれらのソフトを使い続けると「情報漏洩」「PC の乗っ取り」「業務停止」などの恐れがあります。事業継続のため、企業など組織の管理者、および一般利用者はリスクを認識し、後継システムへの速やかな移行を行いましょう。
IPA(情報処理推進機構)によると「Office 2007」の脆弱性対策情報が2006年から2016年までの間に127件、「Windows Vista」は1,032件発見されているとのこと。
図. 「Office 2007」、「Windows Vista」の脆弱性対策情報のJVN iPedia 登録件数推移(2006年~2016年)IPAより
なお、マイクロソフト社でも延長サポート終了に伴うセキュリティ上のリスクや移行相談窓口のページを公開していますので、あわせてご確認ください。
•Windows Vista
https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/article/windows10-portal/eos.aspx別ウィンドウで開く
•Office 2007
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/2007/end-of-support/default.aspx別ウィンドウで開く【対策方法】
サポート終了後のソフトウェアを継続使用せず、サポートされているソフトウェアへ移行してください。
OSや各種ソフトウェアを最新バージョンにアップデートしておくことはサイバーセキュリティ対策の基本中の基本です。攻撃者はまず容易に攻撃できるセキュリティホールを探すところから始めます。脆弱性が見つかれば、対策される前に攻撃を仕掛けるゼロディ攻撃があるくらいです。OSだけでなくPDFやJAVA、FLASHなどもバージョンアップのお知らせがきたら面倒でも都度、アップデートしましょう。
詳細;IPA