
経団連は10日、事務局のコンピューターが外部と不審な通信を行い、情報漏洩の疑いがあると発表した。漏えいした疑いのある情報は経団連が政策提言するための非公開の委員会の資料、参加者の個人情報、委員会の議事録、提言に関する文書など。官公庁とやりとりしたメールなども漏れた恐れもあるという。 現在調査中だが外部からのサイバー攻撃の可能性もあるとのことです。現在想定しているところではマルウェア感染や情報漏えいの可能性を念頭に経団連は緊急対策チームを立ち上げて改めて詳細な結果を公表予定です。
詳細;日本経済団体連合会
【最近の主な情報漏えい事件】
・栃木スバル自動車
栃木スバル自動車は、業務用パソコンが外部より不正アクセスを受けたことにより、内部に保存されていた顧客情報、車両情報が漏えいされた可能性があることを明らかにした。 問題の端末内部に格納されていた情報は、顧客の氏名や住所、電話番号、メールアドレス、勤務先情報など10万987件のほか、同社が販売、整備などを行った車両の登録番号や車台番号、リース契約情報、任意保険情報など11万7971件。さらに顧客の銀行口座情報67件が保存されていた。(2016/10/25)
・関西学院大学
職員がメールにより誘導されたフィッシングサイトで誤ってIDとパスワードを詐取されたことから、学生や卒業生の個人情報1466人分が外部へ漏洩したという。(2016/10/07)
・東京ガス
東京ガスの子会社である東京ガスオートサービスのサイトが、不正アクセスを受け、顧客情報最大4400件が漏洩した可能性があるという。漏えいしたのは自動車のリース契約を結んだり、購入、整備の委託などを行った顧客の情報4115件が、外部へ流出したとのこと。さらに不正アクセスの形跡が削除された可能性もあり、住所や氏名、電話番号、口座番号、契約情報など、個人顧客最大2800件、法人顧客最大1600件のあわせて最大4400件が流出した可能性がある。