
日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)によると、セキュリティ教育を目的としたカードゲーム「セキュリティ専門家 人狼(セキュ狼)」を発売したと発表しました。
開発された同ゲームは、通常の人狼と基本的には同じルールとなっており、参加者がそれぞれ企業をサイバー攻撃者から守る「CSIRTチーム」、内部で不正を行う「汚職者」、「ブラックハットハッカー」と別れて競い合います。
自分がなったチームを勝利へ導くカードゲーム。
※対象年齢は10歳以上で参加人数は3人以上20人まで。
JNSAによるとこのプロジェクトは、JNSA教育部会とU40部会の共同プロジェクトとして2016年に誕生。ゲームを活用した情報セキュリティの普及啓発、実践的セキュリティ教育の調査・研究、企画等の活動の一環だそうです。
このゲームをすることで以下の異なる二つの層にサイバーセキュリティの知識を無理なくつけさせることができるとのことです。
(1)ITの知識をほとんど持っていないリテラシー的な層(2)基礎知識の習得を終えている中核的専門人材層
【ゲーム内容】
「セキュリティ専門家 人狼ゲーム」
その夜、内部「汚職者」は営業秘密の不正取得を行った。組織の処遇に不満を抱えていた汚職者は「ブラックハットハッカー」の協力を得て、犯行に及んだ。汚職者は自らの自尊心を傷つけた者達へ罪をなすりつけるべく、毎晩、犯行に及んでゆく。ひとり、またりひとりと罪なき従業員が解雇されていく…いったい誰が汚職者なのか?
■『セキュリティ専門家 人狼ゲーム(SECWEREWOLF)』(略して セキュ狼)カードゲーム 1,000円(消費税込み)
(内包物:カードゲーム20枚、説明書、簡易包装:チャック袋)
※ 箱版ではなく簡易パッケージ版(ビニール袋入り)となります。カードゲームの入手方法はこちら
同協会ではゲームの力でセキュリティを啓蒙するいわゆるゲーミフィケ―ションを研究するチームを2016年に設置。ゲームの企画、制作のほか、ゲーム教育による効果を検証するため、大学や高等専門学校などで実証実験を実施しながら今後も開発を進めるとしています。
詳細;JNSA